猫に血液型はあるの?検査するメリットや費用、血液型種類やタイプ別割合など

キジトラ雌猫 猫アラカルト
メロ

人間に血液型があるのは良く知られていますが、なんとなんと実は猫にも血液型があるって知ってました??

人間の4種類の血液型に対して猫は何種類?人にあって猫にない血液型も

人間には大まかに分けて4種類の血液型がありますよね?

A型、B型、O型、AB型

これが「ABO方式」での4タイプです。さらに「RH式」もあります。RH+、RH-ってやつですね

に対して猫の血液型は

A型、B型、AB型

の3種類があります。人間と違ってO型というのは存在しません。O型の猫好きさん残念っ(例:うちの妻 泣

猫のA型B型AB型、それぞれ割合は?一番多い血液型、少ない血液型

人間の血液型、日本人における血液型割合は

A型  約40%

O型  約30%

B型  約20%

AB型 約10%

というのは結構有名な数字ですが、猫の血液型の割合はどうなのでしょうか。実をいうとまだ研究段階であり詳細な数字はわかっていないというのが実情です

ただし、大まかな説というのはありますのでそちらをご紹介しておくと、

A型  約80~95%

B型  約5~10%

AB型 ごく稀(非常に少ない)

前述したとおり、まだ研究段階なのでかなりバラつきがありますが圧倒的にA型が多いことは間違いないようです。特に日本猫や日本のミックス猫(雑種)は殆どがA型であるともいわれています

A型が一番多いというのは日本人と同じですが、猫の場合その割合がかなり高いみたいですね。A型の筆者的にはとても親近感がわいてしまいます笑

猫の血液型を調べる方法は?どれくらいの日数で分かるの?

猫の血液型を知りたいという方は多いと思います。自分の大事な家族が何型なのか知りたいのは至極当然ですよね

で、猫の血液型をどうやって調べればいいのか?

ですが、ほとんどの動物病院で調べてくれるようです。ちなみにうちの子が以前罹っていた病院でも聞きましたが、そこでも「ご希望があれば調べられますよ」と獣医さんがおっしゃってました

検査キットが置いてある動物病院であればその日のうち(最短で10~20分)に血液型を知ることが出来ますが、外部に依頼した場合は数日から2週間程度かかることもあるようです

血液型検査の料金はいくらくらいかかる?

動物病院で猫の血液型を調べる場合、料金はどれくらいかかるのでしょうか

血液型を調べるだけだったら検査料金5,000円から10,000円というのが相場のようです

ただし、血液型だけを調べるというのは現実的ではないですし、何よりそれだけのために採血をするというのは猫が可哀そうなので、定期検査や健康診断などで採血しなければならない時に一緒に血液型診断を依頼するのがいいと思いますね

もしかかりつけの動物病院があるのであれば、検査キットがあるかどうか、検査にかかる費用の確認も含めて獣医さんに相談されるといいでしょう

予め検査で猫の血液型を知るメリットとは

大好きな猫の血液型を知りたいのは当然と言いましたが、それ以外にも血液型を調べておく(知っておく)メリットはいくつかあります。ここではそんな血液型を知っておくメリットをご紹介します

窓辺で外を眺める茶トラ猫とシールポイント猫
ポツとチャコ

メリット①ケガや病気の時の緊急輸血の時間短縮

血液型が予め分かっていた場合、愛猫が万が一ケガや病気などによって輸血をしなければならない事態となった時の時間が短縮できてスムーズな治療が可能となります

輸血が必要な状態となった時、当然ですが血液型をまず調べなければなりませんが、事前に血液型が分かっていればその時間を省略してすぐに輸血を開始することが出来るということです。一刻を争う状態であればこの時間短縮は愛猫の命を救う時間となる可能性もありますよね

もちろん、猫の血液型を知っておけば他の猫への輸血時にもすぐに治療にかかれます。多頭飼いの場合、飼っている猫同士での輸血も時間が短縮できるということですね

メリット②子猫が死に至る新生子溶血を未然に防止~特にB型猫ちゃんは要注意

新生子溶血 この言葉をご存じでしょうか

新生子溶血とは、生まれたばかりの子猫が不適合な血液型の母猫からの母乳(分娩後数日間の初乳)を飲むことによって死に至る恐ろしい病気です。海外の研究では生れてすぐに死亡した子猫の死因のトップがこの新生子溶血であったという報告もあります

この新生子溶血は非常に死亡率が高く、とにかく起こってしまわないよう予防する事が大事です

予防方法の第一は母猫の血液型を知っておくことです

新生子溶血はB型の母猫からA型の子猫への授乳で起こる事が多いので血液型がB型の猫は要注意という事となります。もしB型のメス猫が子供を産んでしまった場合は人口授乳にするなど、新生子溶血を未然に防ぐという対策も血液型を事前に知っておけばできるということですね

もしも避妊去勢手術をしてない飼い主さんは、生まれてきた小さな命を守るためにも血液型を調べておきましょう

猫の血液型まとめ

それではまとめです

  1. 猫の血液型はA型、B型、AB型の3種類
  2. 猫の血液型の殆どはA型でAB型はごく稀である
  3. 猫の血液型は動物病院で最短10分で判定可能
  4. 血液型診断の費用は5,000~10,000円程度
  5. ケガや病気の緊急輸血の際に検査時間を短縮出来る
  6. 新生子溶血から子猫を守ることが出来る

皆さんも機会があれば猫ちゃんの血液型を調べておくことをぜひおススメします。うちの子たちもそのうち血液型検査をしてもらおうかと思っていますので、判明したらご報告しますね

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