猫ちゃんを多頭数飼っているうえで飼い主の頭を悩ます問題に猫同士のケンカがあります。
うちも最大で7匹飼っていたのですが、そりゃあケンカは日常茶飯事でしたね(てか現在進行形で日常茶飯事)
ケンカが原因で病院に罹ってしまったことも何度かありますし、たかが猫同士のケンカと高を括っていたらとんでもない事態に発展してしまう危険性も孕んでいます。
猫にも性格による違いがあり、相性が悪い猫同士はケンカでケガを負うリスクが
どうにもあいつとは合わないんだよねぇ…人間同士に相性があるように猫にも相性というものがあります。そしてもちろん、人間がそうであるように猫にも猫の数だけ性格というものがあります。性格が合わないとケンカになる…やはり人間と同じです
猫ちゃんの場合、相性の悪さは即喧嘩へと発展してしまいます。
うちもどうにも相性の悪い組み合わせというのがもちろんあります。ケンカして物凄い声を発したり、興奮しすぎてオシッコやウンチを撒き散らしたりすることも珍しくないです。
我が家で唯一のオス猫であるポツ(♂15歳)は、約半年前に誰かに噛まれた(最重要容疑猫はメロw)と思われる耳の根元の傷が化膿して抗生物質投与&カラー生活&動物病院通いと相成りました。
幸いにもポツの場合、約1週間の病院通いで回復しましたが、当然もっと深刻な状態になる事もありますのでたかがケンカでの傷という自己判断は危険です。
ケガ以上に恐ろしい重大な病気を患う可能性も
ケガによる傷口からの細菌感染も恐ろしいですが、それ以上に恐ろしいのが感染症と呼ばれる病気の数々です。
ウイルス性鼻気管支炎や猫エイズ、猫白血病など、喧嘩による傷口から感染してしまう病気は多いです。中には命を奪う危険なものもあります。
我が家の最長老であったニコちゃん(雌23歳没)は元野良猫ちゃんで我が家に来た時には既に猫白血病に感染しており、さらに妊娠もしていました。猫には珍しい一人っ子として生まれたミュウちゃん(雄)は母体感染で白血病キャリアとして生まれ、わずか2歳5ヶ月で発症して亡くなってしまいました。
ちなみにニコちゃんは大人になってからの感染だったらしく、白血病は発病せずにミュウの分まで長生きして天寿を全うしてくれたのがせめてもの救いでしたが…
猫白血病ウイルスをニコが喧嘩でもらってきたかどうかは今となってはわかりませんが、猫同士の喧嘩にはこんな恐ろしいリスクが潜んでいるという事は肝に銘じておきたいですね。
オス同士や老猫、子猫など環境によって必要な喧嘩対策を
相性が悪いと喧嘩が起こってしまうと冒頭で述べましたが、特に相性の悪い猫の属性というのは確かにありますね。
うちの場合、ポツ以外は女の子なので体験はしてないのですが、知り合いで男の子(オス猫)が複数いる飼い主さんのところはなかなかハードな喧嘩が絶えないようです。メス猫がいたらメス猫をめぐる争いなどでさらにカオスな状態になるんでしょうね
さらに、高齢猫やまだ幼い子猫ちゃんと元気いっぱいの成猫がいるご家庭などは喧嘩というよりも一方的な暴力となってしまう恐れもあるでしょう。
取り返しのつかない事態となる前にやはり必要な手立てを打つというのは飼い主さんの義務なのかと思います。たかがケンカ、されどケンカ、ですね。
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